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ベストプラクティス:全学的アンケートの設計

このトピックのシナリオは、すべての例を網羅しているわけではなく、またアンケートデータに関する教育機関内部の運用上の要求事項または指針に代わるものでもありません。シナリオは、アンケートと間接アセスメントデータの収集について最大の効果を得るための推奨事項です。

アセスメントおよび全学的アンケートデータの収集に関連する教育機関の階層

Community Engagementの教育機関の階層は、Community Engagementモジュールのライセンスが付与された学校が利用できる、階層マネージャユーザーインターフェイスです。管理者は、Blackboard Learn内で、教育機関の大学、学校、部門、非アカデミックユニット、およびその他特別な人員が反映された、複数レベルのフレームワークを作成できます。Community Engagementの教育機関の階層は、本来は必要に応じて管理タスクを他のユーザーに委託するために設計されるものですが、アンケートデータのアセスメントや収集を目的として設計することもできます。

階層を設計する場合は、アセスメントのプロセスを考慮することも有益です。アセスメントプロセスは、従来型の教育機関(大学/学校)を模している場合もあれば、従来型の部門を超えて、非アカデミックグループ、または学生のグループを表している場合もあります(図書館、学生団体、初年度体験プログラム、仮及第、障害者向けサービス、3年次歴史専攻、博士論文提出資格者など)。教育機関の従来の構造を超えて考え、アセスメント目的の教育機関の階層を設計することで、教育機関は従来は得られなかったようなデータをキャプチャできるようになります。

詳細については、「Community Engagementの教育機関の階層」を参照してください。

長期的な利用および時間軸に沿った分析用のアンケートの設計

全学的アンケート内で作成されたアンケートは、長期的な利用や複数学期にわたる繰り返し配置に対応した設計になっています。アンケートの評価ツールは、回答期間に依存せず作成されます。教育機関がアンケートを設計する際には、アンケートの長期的な利用について特に考慮すべきです。アンケートは、複数の回答期間(学期または日付範囲)にわたって利用されるものでしょうか。適切な質問を行っているでしょうか。データは、長期間にわたってキャプチャする価値があるものでしょうか。

アンケートは、結果の分析ツールを使用して、またはデータのエクスポートを通じて、回答データの収集と比較のために何度も配置される可能性があります。この機能を使用すると、教育機関はデータが分析またはダウンロードされる期間に対して複数の回答期間を選択することで、同じアンケート評価ツールについて時間軸に沿った分析を行うことができます。アンケートがコースの評価固有のものである場合、教職員は、複数の回答期間にわたって受講者の満足度をレポートし追跡することが可能です。それによって受講者の満足度を測り、特定のコースに対するフィードバックを収集できます。

複数の回答期間にわたってアンケートを配置することは、コースの評価、受講者の満足度、サービスの利用状況、改善イニシアティブ、その他間接的なアセスメントプロセスなど、回答データの長期的分析にとって有益です。

回答に対するポイント割り当てによるデータの定量化

教育機関がアンケートのコンテンツを設計する際には、それぞれの回答に数値ポイントを割り当てることができます。これらの点数は、各回答の点数評価に寄与します。回答にポイントを適用すると、回答の平均が計算され、分析レポートに表示されます。

さらにその評価が、大部分が肯定的な回答の場合は上向きの緑色の矢印、中立的な回答の場合は横向きの黄色い矢印、大部分が否定的な回答の場合は下向きの赤い矢印で示されます。分析レポートでは、特定の質問に対する回答の総平均も計算されます。

選択したアンケートに対する送信データをエクスポートすると、ファイルには各回答に割り当てられた数値が含まれます。このデータを利用することで、アンケートの所有者は追加のレポートを作成して、加重計算された回答を相互に比較することができます。たとえば、教育機関はMicrosoft Excel、SPSS、SAS、その他類似するソフトウェアプログラムなど、外部のデータ管理ツールでこのデータを操作して、コースまたはインストラクタに対する受講者の満足度の変化を複数の回答期間にわたって比較できます。また、コースまたはインストラクタ固有のデータと、同じアンケートまたは別のアンケートにおける他の回答を比較して、各質問に対する加重計算された回答を示し、また複数の回答期間の回答における変化を示すこともできます。

アンケートの評価ツールおよび時間軸に沿ったレポートのバージョン管理

アンケートを配置してデータを収集した後で、そのアンケートを編集することはできません。配置されたアンケートを編集しないのは、回答者がアンケートデータを送信した後で質問が変更されないようにするための、ベストプラクティスと精神測定学上の原則に従うためです。ただし、アンケートをコピーして編集し、更新したアンケートについて回答期間を設定することは可能です。各アンケートの結果データは、提供されている結果の分析ツールを使用して分析したり、エクスポートして、SPSS、SAS、Microsoft Excel、その他のデータ管理ソリューションなどの外部ツールで操作したりすることもできます。教育機関はこの機能を使用して、複数の評価ツールにわたってデータを比較しながら、アンケート評価ツールの長期的な発展を追跡できます。

アンケートをコピーするには、アンケートの横にあるコピー用のコンテキストメニューをクリックし、[コピー]を選択します。アンケートの評価ツールが新しい評価ツールに複製され、新しい回答期間を編集して配置することが可能になります。詳細については、「応答期間の作成」を参照してください。

特定の部門に固有の回答セクションを持つアンケートの配置

Community Engagementの教育機関の階層内のノードにアンケートを配置することで、アンケートの所有者は教育機関内のビジネスユニット(ノード)固有の回答をキャプチャできます。ビジネスユニットの回答データは、アンケートがそのビジネスユニットに配置されない限りキャプチャされません。全学的アンケートでは、アンケートが配置されたビジネスユニット固有のデータがキャプチャされます。例:

経営学部では学期末のコース評価を作成しています。その際に、認証評価とレポートを目的として部門別平均をキャプチャしようとしています。Blackboard Learnのユーザーは、経営学部のビジネスユニットととともに、固有の学科(マーケティング、財務、金融、会計、旅行および観光、経済、管理、人事など)にも関連付けられています。アンケートが経営学部のビジネスユニットに配置されている場合は、下位レベルのビジネスユニットのデータはキャプチャされません。アンケートは、特定のビジネスユニットのデータをキャプチャするために必要とされる最も詳細なレベル(この場合は部門)に配置することが重要です。一般的な経営学部ビジネスユニットのデータだけをキャプチャするアンケートの場合は、経営学部に配置することも許容されます。ただしこの状況では、部門固有のデータをキャプチャするために、より詳細なレベルにアンケートを配置することが適切です。

匿名アンケートの送信、および事実に伴う統計データの収集

全学的アンケートでは、アンケートの所有者または管理者が匿名でデータを収集できます。匿名設定を有効にして結果を収集すると、回答者が各アンケートを完了したときに識別データが収集されません。統計データが教育機関の間接アセスメントプロセスに密接に関係している場合は、回答期間を[匿名の応答を受け付ける]に設定しないでください。

全学的アンケートの回答期間中に収集される識別情報としては、ユーザー名、名、姓、性別、電子メールアドレスなどがあります。

回答が収集されて受信者が判明したら、回答データをCSVファイルにエクスポートして、Microsoft Excel、SAS、SPSSなどの外部のデータツールで表示できます。受講者情報システム(SIS)との相互参照によって、成績平均点、課程、専攻など、その他の統計データの追加が特定されます。

複数のインストラクタがいるコースへのアンケートの配置

複数の教職員が、コースに関する教育上の責任を共有する場合が多数あります。全学的アンケートでは、特定のユーザーの担当ではなく、コースのセクションに固有の回答データが収集されます。

複数のインストラクタが教育上の責任を共有するセクションにアンケートを配置する場合には、インストラクタ関連の質問が複数ページ存在するセクション固有のアンケートを作成することで、インストラクタごとのデータを収集できます。受講者には、コース内のそれぞれのインストラクタについて、各ページの質問にすべて回答するように指示します。

コースセクション向けには、アンケート結果をリリースしないでください。代わりに、データをダウンロードして各インストラクタ関連のデータを解析し、自動レポートではなく電子メールまたはContent Managementシステムを通じた配置を介してデータを送信し、レビューを受けます。

インストラクタに対する結果およびレポートのリリース

アンケートの回答期間を作成し、インストラクタに結果をリリースする場合には、アンケートの所有者または管理者は、それぞれのLearnコースを通じてインストラクタに結果がリリースされる日付と時刻を設定できます。 

アンケートを送信して終了するスケジュールオプションを設定する場合、アンケートの所有者は、教職員ユーザーにいつ結果がリリースされるかを設定することもできます。アンケートをリリースするオプションは、デフォルトでオフになっています。結果をリリースするには、[アンケート結果の公開]の横にあるチェックボックスをオンにし、結果をリリースする日付と時刻を設定します。ユーザーは結果を直ちにリリースするように設定し、毎晩のデータ更新後にインストラクタが結果を表示できるようにするか、後でアンケートの回答期間が終了してから結果を表示することができます([表示開始]設定を使用)。また、アンケートの所有者は、アンケート結果を特定の期間のみ利用できるように設定することもできます。[表示終了]設定を使用すると、結果のレビューは指定期間内にのみLearnコースのセクションで利用可能になります。以下の画像では、2013年5月15日午後11:59にアンケートが終了します。その後、2013年5月16日午前4:00に、アンケート対象のコースセクションのインストラクタが結果をレビューできるようになります。設定された期間が経過すると、結果が利用できなくなります。

アンケートの実行中に結果をリリースすると、教職員は回答期間全体にわたるコースの結果の変化を見ることができます。これは、特定のコースセクションで回答する受講者数を確認する要求に応じるためにも役立ちます。それによってインストラクタは、受講者に回答を促すことができ、受講者の回答率が向上します。また、インストラクタは長期間にわたる結果を継続的に監視できます。

アンケート結果の公開]設定は、アンケート結果の送信後も必要に応じて更新できます。これは、ユーザーが結果に後日アクセスする必要がある場合や、設定が誤って行われた場合に特に役立ちます。受講者ユーザーはアンケート結果を見ることはできません。さらに、アンケート結果を条件付きでリリースするオプションは、コースまたは組織・グループに登録しているユーザーにアンケートを送信している場合のみ利用できます。

受講者の回答率の向上

アンケートデータの収集に伴う大きな課題の1つは、受講者およびその他の回答者の回答率を向上させることです。全学的アンケートでは、回答率を向上させるためのツールがいくつか用意されています。グローバルナビゲーションメニューの通知、コースセクションの連絡事項、電子メールを使用したアンケート通知などです。これらの機能に加えて、全学的アンケートで作成されたアンケートには、モバイル機器からアクセスすることもできます。アンケートの所有者または管理者は、回答者に通知するための自動リマインダを設定することもできます。リマインダは、アンケートを完了していない回答者にのみ送信されます。リマインダは、時間、日、週、または月間隔で、または特定の日付と時刻に送信できます。

それぞれのアンケートのリマインダは、受講者にアンケートの目的を通知する変数フィールドを含めるようにカスタマイズすることができます。リマインダの編集の詳細については、「応答期間の作成方法」を参照してください。

リマインダは、アンケートを完了していない回答者にのみ送信されます。

管理者およびその他のユーザーがアンケート結果を利用できるようにする

場合によっては、選択した複数のコース、または教育機関内の特定のビジネスユニットについてレポートする目的で、元のアンケート所有者または管理者以外のユーザーがアンケートデータへのアクセスを必要とすることがあります。各ビジネスユニット用に固有のアンケートを作成する代わりに、アンケートの所有者または管理者が、アンケート所有者となるユーザーを追加することができます。それらのユーザーを所有者として追加すると、指定したユーザーにアンケートデータに対するアクセス権が付与されます。各所有者は、特定のビジネスユニットについて、アンケート全体のデータをエクスポートまたは結果を分析できます。

このプロセスは、複数のユーザーがデータにアクセスして、プログラムレビュー、計画、教職員のレビュー、受講者の満足度の測定、認証評価、または非アカデミックプロセス(初年度プログラム、図書館サービス、正課併行プログラムの作成に対して収集されたアンケートのレポートなど)を実施する必要がある場合に特に役立ちます。

アンケート所有者の追加方法

  1. 所有者を追加するアンケートの管理者または所有者として、Blackboardにログインします。
  2. ポータルページまたは[システム管理者]ページで、[ツール]メニューから[全学的アンケート]を選択します。Outcomes Assessmentのライセンスを付与されているクライアントは、Outcomes Assessmentダッシュボードを使用して全学的アンケートにアクセスすることもできます。
  3. 所有者を追加する必要があるアンケートのコンテキストメニューを選択し、[アンケートの所有者の追加]を選択します。
  4. 所有者の追加]をクリックし、適切なアンケート所有者を参照して選択します。
  5. 送信]をクリックします。

エクスポートされた送信データの使用に関する推奨事項

全学的アンケートで収集された回答データは、エクスポートして、Microsoft Excel、SPSS、SAS、その他類似するソフトウェアプログラムなど、外部のデータ管理ツールで操作することができます。エクスポートされたデータは、操作し、以下のような教育機関全体にわたる多様なレポート要件に応じて使用できます。

  • プログラムおよびアカデミック部署に固有のカスタムレポートを作成する。
  • 受講者情報システムのデータとの相互参照を行い、専攻、成績平均点、課程、学資援助ステータス、その他の識別情報など、他の統計情報と結果を比較する。
  • 教育機関の単位認定、プログラム認証評価、プログラムレビュー、戦略的プランニング、その他類似するプロセスなどの目的で、外部の利害関係者がデータとレポートを利用できるようにする。
  • 回答に点数が関連付けられたデータによって、単純な回答数による定性的なデータではなく、加重計算による定量化可能な回答データを得る。
  • 修正済みの検索可能データベースを使用して受講者がデータを利用できるようにし、教職員に関する、以前の受講者の満足度を測定する手段とする。受講者のスケジュール作成と感性品質の向上に役立つ。

Blackboardでは、上述のプロセスやその他の用途のために、エクスポートされたデータがどのように教育機関内で使われているかについて、全学的アンケートをご利用の方の情報をお待ちしております。