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Blackboard Help

ベストプラクティス:アクセシビリティ対応ドキュメントの書式設定

アクセシビリティ対応ドキュメントについて

コンテンツエディタを使用してBlackboardに作成されるコンテンツは、アクセシビリティ基準に従って自動的にHTMLで書式設定されます。コンテンツエディタやその他のLearnツールを使用して、他のソースのコンテンツにリンクしたり、コンテンツを取り込むことができます。添付ファイルやリンクされたファイルとして追加したコンテンツは、自動的に書式設定されません。添付ファイルやリンクされたファイルをアクセシビリティ対応にして、すべての学生がそれらを読み取り、やり取りできるようにしてください。スタイルとタグを使用してドキュメントを書式設定すると、画面読み上げアプリケーション(スクリーンリーダー)などの支援技術の助けを借りるユーザもアクセス可能になります。

アクセシビリティ対応ドキュメントは、スタイル要素やタグに基づいた構造を備えています。この構造は階層状の情報を提供します。最重要情報はドキュメント内の最上位として識別され、補助的な情報はそれより下のレベルになります。ドキュメントに表示されるイラスト、グラフ、および表には、伝える情報の種類に基づくタグが付けられます。

スクリーンリーダーは、ユーザが資料の構成を理解できるように、タグを使ってドキュメントの情報階層を伝えます。またタグは、ビジュアルコンテンツや表に配置されたデータの構成の説明など、その他の情報をユーザに提供するためにも使用されます。

アクセシビリティ対応ドキュメントを作成するには、執筆中にスタイルやタグを使用してドキュメントに構造を追加するのが最速で信頼できる方法です。ほとんどの場合、Microsoft© Wordなどのアプリケーションに追加されたスタイルおよびタグは、ドキュメントをAdobe PDFやHTMLなどの別の形式に保存するときに転送されます。

Learnでドキュメントを使用する

Learnの多くの領域では、コンテンツページ、課題、テストなどのドキュメントを追加できます。スタイルとタグを使用して、クラスで配布するファイルを書式設定してください。それによって、どのような技術を使ってドキュメントを読むかに関係なく、すべての学生が完全に参加できるようになります。

学生には、グループ内で交換するドキュメントや、グループ課題やグループ発表に使用するドキュメントを、スタイルとタグを使って書式設定するように促します。学生にアクセシビリティを促進することで、学生の意識を高め、成績、保持率、および満足度を向上させます。

Microsoft© Word文書をアクセシビリティ対応にする方法

見出しを使用する

原則として、1ページで複数の見出し1<H1>は使用しません。<H1>タグは、ドキュメント構造内で最上位の情報を識別します。見出し1は、章のタイトル、メインセクションの見出し、および最上位の情報を表す他の部門に使用されます。見出し2<H2>以降の番号の見出しは、ドキュメント内のサブレベルの情報を識別するのに使用します。

見出しのタグを追加するときは、ドキュメントの構成を反映するために、一貫性のある形で必要に応じて階層の各レベルにタグを含めます。H1の後にH2、その後H3、H4と続くようにしてください。単なる書式設定の目的で、H1からすぐにH4にはしないでください。体裁を変えるには、見出しのスタイルをそれぞれ変更します。

画像の代替テキスト

スクリーンリーダーは、代替テキスト(Altテキスト)を使用して、画像に関する情報をユーザに提供します。Wordのほとんどのバージョンでは、画像を右クリックし、[図の書式設定]を選択します。ダイアログボックスで[代替テキスト]のオプションを選択し、代替テキストを入力します。ユーザが説明内容を即座に理解できるように、具体的かつ簡潔に記述します。Wordのバージョンが違うと代替テキストの入力方法も若干異なるので、具体的な手順については使用しているバージョンのヘルプをご覧ください。

Word 2010には、テキスト用に[タイトル]と[説明]の2つのフィールドがあります。[説明]ボックスに代替テキストを入力します。代替テキストは、Word文書をPDFまたはHTMLに変換するときに、新しい形式に変換されます。タイトルは他の形式に変換されないので、新しい形式で再入力する必要があります。

データテーブル

アクセシビリティ対応ドキュメントでは、ページのレイアウトを書式設定する目的で表(テーブル)を使用することはありません。情報のアーキテクチャ、および提示されている内容を、スクリーンリーダーで理解することが難しくなるからです。表は、データを提示するためだけに使用します。スクリーンリーダーが表中のデータを解釈して、データの構成をユーザが理解できるようにするには、どのセルが見出し行の一部でどのセルにデータが含まれているかをスクリーンリーダーによって識別できる必要があります。Wordの[表のプロパティ]メニューで、各ページの先頭行を繰り返すかを指定できます。PDFとして保存すると、先頭行は表の見出しとして検出されます。WordファイルをHTMLとして保存すると、表の見出しは維持されません。代わりに、セルは<thead>としてタグ付けされます。データセルは<tbody>としてタグ付けされます。

WordからHTMLに変換するとき、テキストエディタやAdobe Dreamweaverなどのアプリケーションを使用してHTML文書を編集し、特定の表のタグを追加することができます。<th>は表の見出しのタグ付け、<tr>は新たな各行の先頭の識別、そして<td>はデータを含むセルのタグ付けに使用します。次の例を参照してください。残念ながら、Wordではこれらの個別要素をタグ付けする方法はありません。

 

<thead>
        <tr>
            <th>列見出し1</th>
            <th>列見出し2</th>
        </tr>

</thead>
<tbody>
        <tr>
            <td>列1の表データ</td>
            <td>列2の表データ</td>
        </tr>
</tbody>

リンク

ページに完全なURLを貼り付ければ、Wordでのリンク作成は簡単です。スペースキーまたはEnterキーを押すと、Wordによって自動的にリンクが作成されます。リンクテキストをわかりやすい説明に変更します。自動生成されるURLはスクリーンリーダーにとって意味がない可能性があるためです。電子的に読み取るだけでなく、印刷する可能性のあるWord文書を作成する場合、テキストにはURLと説明的なリンクの両方を含めることを検討してください。例 :
アクセシビリティ対応コースコンテンツ作成の開始 (http://ondemand.blackboard.com/r91/documents/getting_started_with_accessible_content.pdf)

Windows Word 2010のアクセシビリティチェック

Windowsをご使用の場合、Word 2010には組み込みのアクセシビリティチェックがあります。これはアクセシビリティの問題を特定し修復するのに役立つ、優れたリソースです。[ファイル]>[情報]>[問題のチェック]>[アクセシビリティチェック]でアクセシビリティチェックにアクセスします。

PDF文書をアクセシビリティ対応にする方法

PDF(Portable Document Format)は、ドキュメントの書式設定用のオープンな規格です。PDFは、印刷したときに電子的に交換したときと同じように見えるファイルを作成します。PDFファイルを共有すると、ほとんどの人が無償のAdobe Reader®ソフトウェアまたはAdobe Readerモバイルアプリを使ってファイルを読むことができます。

ほとんどのPDFファイルは、Microsoft © Wordなどのアプリケーションから変換されたものです。多くのプログラムやプラグインはPDFファイルを作成できますが、タグ付きPDFファイルを作成できるものはごくわずかです。PDFタグは、PDFコンテンツの構造とテキスト表現を非表示で指定し、スクリーンリーダーが読み取れるようにします。PDFタグは、HTMLタグやWordのスタイルに似ています。

Adobe Acrobatは、PDF文書を作成したり、他の文書をPDFに変換する元となるアプリケーションです。オーサリングソフトウェアとPDFコンバータの組み合わせはあまりに多様なため、このトピックではそれぞれを説明しきれません。WordファイルをPDFに変換する場合で、見出しタグやグラフィックスの代替テキストなどを使用してアクセス可能なWordファイルを作成済みのとき、Office 2010ではタグ付きPDFをネイティブに作成できます。PDFMakerというAdobeアドインをダウンロードしてからインストールして、WordからPDFファイルを作成することもできます。旧バージョンのOfficeを使用している場合は、タグ付きPDFファイルを作成するのにアドインが必要になります。

Adobeアドインを使用している場合は、[ファイル]メニューから、Adobe PDFとして保存するためのメニューをクリックします。PDFMakerのダイアログボックスで、[設定]タブから[タグ付きAdobe PDFでアクセシビリティと折り返しを有効にする]をクリックします。ネイティブ保存を使用する場合は、[PDFとして保存]をクリックします。ファイルを保存する前に、[オプション]をクリックし、[アクセシビリティ用のドキュメント構造タグ]を選択します。

Adobe Acrobat X以降には、PDFをスキャンして問題があれば警告するアクセシビリティチェックが備わっています。アクセシビリティチェックは、あらゆる問題の修正に役立ちます。AcrobatのTouchUp読み上げ順序ツールを使用して、表のコーディングを修正することもできます。Adobe Acrobatを使ったアクセシビリティ対応ファイルの作成の詳細については、Adobe.comのサイトで「アクセシビリティ」を参照してください。